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TPP交渉差止・違憲訴訟の会は5月15日、TPP交渉の差し止め、同交渉の違憲確認、損害賠償を求める「TPP交渉差止・違憲訴訟」を東京地方裁判所に提訴しました。

第一次提訴の原告は、一般市民、消費者団体、農業・酪農、保健・医療、NGO関係者ら計1,063名。福島瑞穂さん、山本太郎さん、糸数慶子さん、阿部知子さん、照屋寛徳さん、玉城デニーさん、仲里利信さん、主濱了さんの現職国会議員8名も、原告に加わっています。弁護団は、157名となりました。

TPPについては、農業や酪農の崩壊、食料自給率の一層の低下、医療費の高騰、国民皆保険制度の形骸化、食の安全の侵害、二次創作に対する過剰な規制など、さまざまな危機感が国民(この訴訟では「国民」とは、日本国憲法による基本的人権の享受主体として認められた個人を言います)の間にわき上がっています。

私たちが提訴に踏み切った理由は、TPP協定が、日本国憲法に違反して、私たちの生命に対する権利や、健康で文化的な生活を営む権利を侵害する結果となる恐れが極めて高いからです。

TPPは、等しく交渉参加国の国民の権利を侵害すると私たちは考えます。私たちは、TPP交渉差止・違憲訴訟を通じて、広く交渉参加国の国民と連帯することを望んでいます。

請求の主旨は、以下の通りです。

1 被告は、環太平洋戦略的経済連携協定に関する交渉をしてはならない。
2 被告が環太平洋戦略的経済連携協定に関する交渉をすることは違憲であることを確認する。
3 被告は、原告ら各自に対して、金1万円を支払え。

との判決を求めるものです。76ページに及ぶ訴状全文は下記からお読みいただけます。

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TPP交渉差止・違憲訴訟の会では、現在、入会者数が3,800名を超えました。引き続き、会員・第二次原告を募っております。本会ホームページから入会申し込みができますので、是非、仲間に加わっていただければ幸いです。入会していただいた上で、さらに訴訟原告にもなってくださる方は、自筆署名・押印した「訴訟委任状」を事務局宛にご郵送ください。これに伴う費用はありません。

また、TPP講座・講演会や訴状学習会など、全国どこへでも伺います。ご質問・ご意見なども受け付けています。この訴訟は、権力者に憲法を守らせる闘いでもあります。一人でも多くの方にご参加いただき、ご支援・ご協力いただければと願っております。

TPP交渉差止・違憲訴訟の会
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