TPPはまだ終わっていない! TPP交渉差止・違憲訴訟の会の会報『TPP新聞』vol.08ができました。
突然の衆議院解散・総選挙が行われ、安倍晋三首相率いる与党が政権を維持する結果となりました。政府は引き続きTPP11や日欧EPAなど自由貿易政策を推進するとみられ、11月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議での「大筋合意」に向け、10月30日から11月1日の日程で千葉県浦安市でTPP交渉参加11か国による首席交渉官会合が開かれます。
しかし、交渉を当初から先導してきたニュージーランドが政権交代し、アーダーン首相が「合意の見直しを求める」としているなど、暗雲も広がっています。一方で、国内では主要農作物種子法の廃止を筆頭に、食品安全基準の緩和、水道法改正の閣議決定がなされるなど、着実に「TPP化」が進んでいます。
今回の『TPP新聞』では、こうした国内外の情勢をお伝えするとともに、11月8日(水)に決まったTPP交渉差止・違憲訴訟の控訴審期日の焦点や、第3次訴訟に向けた動きをお知らせします。
【vol.08(2017年10月)】
■p1 TPPはまだ終わっていない! 控訴審を闘い抜きましょう!(代表・池住義憲)
■p2 【控訴審のポイント-1】TPPを通じた法改正は現実化している(弁護団・田井勝)
■p3 【控訴審のポイント-2】生命権、健康権、人格権は救済されなければならない(弁護団・古川健三)
■p4-5 【座談会】いま、タネと食べ物が危ない!(安田節子/八木岡努/山田正彦)
■p6 迫る水道民営化その問題(弁護団・三雲崇正)
■p7 どうなる!?TPP11・日欧EPA(ジェーン・ケルシー/ルシル・ファルゲイラク)
■p8 種子法廃止と食の安全基準の改定に関する訴訟を提起します!/【原告の声】判決を許さない!
第3次訴訟の原告も募集中です。詳細は事務局までお問い合わせください。
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▼TPP交渉差止・違憲訴訟の会
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会員5,615人/原告2,305人(3月31日現在、延べ)